『牛の鈴音』 [映画]
最近、目頭が熱くなるほどの涙を流したことありますか?
心温まるような出来事に出会えたことはありますか??
ルーティンで日々を過ごしていると、よほどのことがない限り、こうした出来事に出くわすことは少ない。。。
先日、このブログでも書いたように、ボクの中では“韓国”が熱い。その訳は、ドラマをはじめ、彼らが表現する「喜怒哀楽」の激しさ。ドラマや映画の中では、楽しいときはカラダを使って大喜びし、泣くときは女優でもハナをたらすほど号泣する。常日頃、平静を装うことに慣れてしまった日本人には、とうていできないことだと思う。
12月ロードショーで、日本でも見られるのが、こうした韓国映画の話題作である『牛の鈴音』。「この映画を見て泣かない人はいない」とローカル誌の記事から、韓国全土に広まり、シンドロームまで巻き起こしたという、感動の物語だという。
舞台は、韓国の農村。そこで暮らす老夫婦、そして家畜であり家族である“牛”の物語。予告編で見る限り、ドキュメンタリータッチで描かれていて、近代の映画という娯楽の観点からすると、少々お粗末に感じるかもしれない。しかし、30年という月日をともに過ごしてきた「相棒」との苦楽、そして言葉を話さない「相棒」とのコミュニケーションは、とても映画で語れないほどのドラマがあるのだ。それを約2時間という時間の中で表現し、さらには見るものを感動させる「内容」が描かれている。
韓国で累計300万人を動員したという感動と涙の映画「牛の鈴音(うしのすずおと)」。忘れ欠けてた暖かさを求め、そして涙しに映画館へ足を運びたいと思う。